突然ですが、
「家族そろって歌合戦」って番組をご存知でしょうか?
「おじいちゃん、は~いは~い、おばあちゃん、は~いは~い。
お父さんもお母さんも、みんな一緒に、
ドレミファソラシド、ドドレミファソラシド~♪
さ^あさ~あ、寄っといで、家族そ~ろ~って、歌合戦~♪」
こんなオープニングで始まったTBS系の番組。
視聴者参加型のはしりですな。
「アタシの方からウサギさんチームどうぞ!」
「こちらの方からゾウさんチームどうぞ」
ついでに
「ここでスポンサーからのお知らせを~どうぞ!」
アタシは子どもの頃、この番組の公開録音を見に行った事があります。
生はいいですね。
放送で流せないところに一番面白いことがあると知ったのがその時でした。
北海道には寄席がありませんでしたので、
収録の合間に、司会のてんやわんやさんが話すちょっとしたやりとりが面白かったなあ。
この獅子てんや瀬戸わんや、
ご存知でしょうが、獅子文六さんの「てんやわんや」という小説からとったものです。
「ぴ・ぴ・ぴーよこちゃんじゃ、あひるじゃがぁがぁ」
「いーとこはーとこ、いとはとこ」
これはたぶんレコードにもなったフレーズだと思いますが、
個人的に大好きだったのは、
「なんで行ったの?」という作品。
わんやさんが岡山のおばあちゃんの米寿の祝いに行った話をキッカケに、
てんやさんが「何で(HOW=どうやって)行ったの?」と聞くのを、
わんやさんが「何で(WHY=どういう理由で)行ったの?」と聞き違えて、平行線の勘違いが繰り広げられる噺。
昔、腹を抱えて笑いましたよ。
てんやわんやさんの芸は嫌味や毒がなかったですね。
わんやさんの身体的特徴(ハゲ・チビ)をターゲットにしたギャグや笑いもあったんだけど、
不思議と不愉快なものが残らなかった。
お2人の人柄だったんでしょうかね。
昔の東京漫才には毒はなかった。
客から笑いを「取って」やるといった強引なものはありませんでした。
劣等感のでもなく、下ネタでもなく…
あの気品は、今のどの漫才コンビにもないものです。
…時代だったんでしょうかね?
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コメント
ひょうきん族で鶴太郎さんが「た~まごの親じゃ~ 」とやってくれたのはうれしかったし感心したものでした。
ザ・ベストテンが仕事で見れなくってもヒット曲を「ひょうきんベストテン」で見れたのも思い出しました。
それどころか、「ひょうきん・・・」でしか新譜聞けてなかったなァ
何故忙しかったのかな? バブル期でしたっけ? バブルと笑いの相関関係を是非その鋭さで分析してください。
ザ・ベストテンが仕事で見れなくってもヒット曲を「ひょうきんベストテン」で見れたのも思い出しました。
それどころか、「ひょうきん・・・」でしか新譜聞けてなかったなァ
何故忙しかったのかな? バブル期でしたっけ? バブルと笑いの相関関係を是非その鋭さで分析してください。
折角見つけたのに、もう閉鎖するとの告知あり。
惜しい事です。