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2024/11/21 17:04 |
火焔太鼓は、誰の噺がいい?
TBSラジオで「火焔太鼓」を古今亭志ん生で聞いた。
もう、散々皆で名人上手ともてはやしてる志ん生落語だから、
誰もが一度は聞いているんじゃないですかね?

アタシだって志ん生さんは好きですから、以前もこのブログで「黄金餅」の事を書いた気がします。
この「火焔太鼓」はまさに18番とも言える作品で、
これ(志ん生の噺)が一番と言う人は多いんです。
実際に、この噺を現在の形にしたのは志ん生さんだそうです。

ただね、アタシ自身はこの「火焔太鼓」春風亭柳朝さんで聴いていまして、これが良かったんです。
志ん生さんは、多少もごもごしていましたが、ふわふわと独特のおかしみがあって、間抜けな道具屋のオヤジをそのまま演じていましたが、
柳朝師匠は、口調もはっきりした方で、テンポも早く、オヤジをはじめとした登場人物の輪郭がはっきりしているように思え、こちらの方が好みだったんです。
志ん生さんの息子である志ん朝師匠も同じような感じで、はっきりと演出していたと記憶しています。(今度テープで聴きなおしてみよう)

一分で勝った太鼓を金三百両で買おうと持ちかけられた甚兵衛さんの驚きようの表現を柳朝さんは、志ん生演出と違って、
「う・売るよ、売るよおっさん!」とわざとめちゃくちゃなセリフで気が動転した様子を演じていたのが特に印象的でした。

今でも、アタシは柳朝師匠の「火焔太鼓」が好きです。
彼の弟子は小朝さん…少し個性が違うから、同じ演出にはならないでしょう。

少し残念です。
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2009/12/30 02:10 | Comments(0) | TrackBack() | 落語

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