今や「ボヤキ」と言えば野村克也プロ野球楽天イーグルス監督の代名詞だが、
「ボヤキ」と言えばこの人、人生幸朗。
奥さんの生江幸子さんとの絶妙のやり取りで展開するボヤキ漫才は、今、テープで聴けるのかなあ?
その決まり文句が
「責任者、出て来~い!」
「出てきはったらどないすんのん!」
「謝ったらええねん」(ここでドっと沸く)
この人が売れたのは、60歳を過ぎてからだそうだ。
上方の漫才らしく、ソノ都度新しい話題を斬りまくっていたっけ。
確か、僕がNHKの上方演芸会で聴いた時はチャゲ&飛鳥や松山千春も題材に載せていた。
例えば伊東ゆかりこんな具合…
「伊東ゆかりが歌うとる「小指の思い出」な。」
「ハイ、いい歌でんなあ」
「あなたが噛んだ小指が痛い。昨日の夜の小指が痛い…って当たり前ヤがな!誰かて小指 噛みつかれたら痛いワ!」
「何ごちゃごちゃ言っとんねん!」
「2番もあるで」
「何が」
「あなたが噛んだ小指が燃える…。噛んだだけで小指が燃えるんやったら、消防自動車がなんぼあっても足らんやないかい!」
「アホか、このドロ亀!」
「かあちゃん、ごめんちゃい」
…雰囲気がわかっていただけるだろうか?
今、社会保険庁や、政治家の経費問題やら、
人生幸朗が今生きていたら、大活躍だったんじゃないかな?
師匠が彼らを、いったいどんな風に斬ってくれたか、本当に聞いてみたくもある。
「責任者、出てこ~い!」
「ボヤキ」と言えばこの人、人生幸朗。
奥さんの生江幸子さんとの絶妙のやり取りで展開するボヤキ漫才は、今、テープで聴けるのかなあ?
その決まり文句が
「責任者、出て来~い!」
「出てきはったらどないすんのん!」
「謝ったらええねん」(ここでドっと沸く)
この人が売れたのは、60歳を過ぎてからだそうだ。
上方の漫才らしく、ソノ都度新しい話題を斬りまくっていたっけ。
確か、僕がNHKの上方演芸会で聴いた時はチャゲ&飛鳥や松山千春も題材に載せていた。
例えば伊東ゆかりこんな具合…
「伊東ゆかりが歌うとる「小指の思い出」な。」
「ハイ、いい歌でんなあ」
「あなたが噛んだ小指が痛い。昨日の夜の小指が痛い…って当たり前ヤがな!誰かて小指 噛みつかれたら痛いワ!」
「何ごちゃごちゃ言っとんねん!」
「2番もあるで」
「何が」
「あなたが噛んだ小指が燃える…。噛んだだけで小指が燃えるんやったら、消防自動車がなんぼあっても足らんやないかい!」
「アホか、このドロ亀!」
「かあちゃん、ごめんちゃい」
…雰囲気がわかっていただけるだろうか?
今、社会保険庁や、政治家の経費問題やら、
人生幸朗が今生きていたら、大活躍だったんじゃないかな?
師匠が彼らを、いったいどんな風に斬ってくれたか、本当に聞いてみたくもある。
「責任者、出てこ~い!」
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漫才は、時代にシンクロする芸であるだけに後世に作品として残りづらいと言う話がある。
でも、売れてる漫才のパワーは落語をはるかに上回る。
漫才と言えば、いまやM-1で世間的な注目を浴びるジャンルになった。
これは花王名人劇場で澤田隆治さんが、「ザ・マンザイ」を始めてツービートやB&B、ざ・ぼんちが売れてからかな?と言うのがボクの感想。
彼らは番組のおかげで大スターになった。
ただ、最後にその人気を根こそぎさらっていったのは、結局マンザイブーム前から売れていた「やすきよ」こと横山やすし、西川きよしだったのはご存知の通り。
ビートたけしや島田紳介は有名人になって生き残ったけど、
マンザイという作品を残しているわけじゃない。それでいいんだと彼らも思っていた節もあるし。
やすきよの「教習所」は最高だった。きよしがボケてやすしがツッ込みに回ったこの作品。
教習所の生徒役のきよしが教官役のやすしを相手に危険運転をしてギャグにするという、
立場が反対ならしゃれにならないこの話。
パニックになって車を停められないきよしをやすしが懸命に停めようとする場面。
「あぶないあぶない(やすし)…(2人で座った状態で飛び跳ね)バァ~ン!…(きよし、後ろを振り返って)3人、寝てますね?(やすし)跳ねとんのや!(このセリフ「死んでるやないかい!」だったかな?)
文章にすると全く面白くないが、これをあのテンポと間で聞くと大爆笑なのだ。
だからやすきよ漫才は作品になるのだ。
今の若手芸人の「楽屋話」が作品として語られるとは思えない。
彼らネタ下ろしのライブは行っているのだが、
それが、今のボクの印象には残っていない。
ライブDVDも見るのだが、ギャグのフレーズは別として、
爆笑問題の「○○」はいいなあ。さまあ~ずの「△△」は最高だよ、とはいかないもの。
先日、横山ノックが死んで、テレビでマンガトリオの3人漫才を見たけど、
やっぱり、面白いよ。あれは作品だね。
マンガトリオのDVDがあったら借りて見直したいなあ。
でも、売れてる漫才のパワーは落語をはるかに上回る。
漫才と言えば、いまやM-1で世間的な注目を浴びるジャンルになった。
これは花王名人劇場で澤田隆治さんが、「ザ・マンザイ」を始めてツービートやB&B、ざ・ぼんちが売れてからかな?と言うのがボクの感想。
彼らは番組のおかげで大スターになった。
ただ、最後にその人気を根こそぎさらっていったのは、結局マンザイブーム前から売れていた「やすきよ」こと横山やすし、西川きよしだったのはご存知の通り。
ビートたけしや島田紳介は有名人になって生き残ったけど、
マンザイという作品を残しているわけじゃない。それでいいんだと彼らも思っていた節もあるし。
やすきよの「教習所」は最高だった。きよしがボケてやすしがツッ込みに回ったこの作品。
教習所の生徒役のきよしが教官役のやすしを相手に危険運転をしてギャグにするという、
立場が反対ならしゃれにならないこの話。
パニックになって車を停められないきよしをやすしが懸命に停めようとする場面。
「あぶないあぶない(やすし)…(2人で座った状態で飛び跳ね)バァ~ン!…(きよし、後ろを振り返って)3人、寝てますね?(やすし)跳ねとんのや!(このセリフ「死んでるやないかい!」だったかな?)
文章にすると全く面白くないが、これをあのテンポと間で聞くと大爆笑なのだ。
だからやすきよ漫才は作品になるのだ。
今の若手芸人の「楽屋話」が作品として語られるとは思えない。
彼らネタ下ろしのライブは行っているのだが、
それが、今のボクの印象には残っていない。
ライブDVDも見るのだが、ギャグのフレーズは別として、
爆笑問題の「○○」はいいなあ。さまあ~ずの「△△」は最高だよ、とはいかないもの。
先日、横山ノックが死んで、テレビでマンガトリオの3人漫才を見たけど、
やっぱり、面白いよ。あれは作品だね。
マンガトリオのDVDがあったら借りて見直したいなあ。