ネットで
2008年の八ヶ岳自然文化園星空観望会のスケジュールを見ていたら、
「柳家小ゑん師匠の星空寄席」というアトラクションを見つけた。
それで、懐かしくて「星空寄席」で検索したら14600件もありましたよ。
…懐かしいなあ。
上京したばかりの昭和57年頃、
当時、東京で一番高い建物だったサンシャイン60には、
プラネタリウムと水族館があった。
水族館は今でもあるんだろうが、
プラネタリウムは一度閉鎖され、現在は新しい名前になっていたんじゃないかな?
当時のイベントは、柳家小ゑん師匠(当時はまだ真打じゃなかったんじゃないかな?)が2席。
それから紙切りの林家一楽さん、
圓丈師匠の弟子の三遊亭丈々寺さんが前座だった。
小ゑん師匠は1953年生まれですから、アタシより7歳上です。
アタシが「星空寄席」を見た頃は30代、師匠の今を見てないので申し訳ございませんが、とても元気でエネルギーに溢れた方でしたね。
記憶を辿りながら、サンシャイン星空寄席をプレイバックしてみます。
開口一番が三遊亭丈々寺さん
圓丈師匠の弟子だから、新作をかけたのだが、
この噺が、当時浩宮と呼ばれていた現皇太子の結婚初夜の話を笑いにするというもので、内容は忘れてしまったんですが、
あまりの過激さに場内がドン引きになったと記憶しています。
あ、ここで、忘れていただいては困るのですが、
会場は『プラネタリウム』なんです。
行った事のある方は想像できるでしょうが、
車のリクライニング・シートに座っているようなものです。
そんな格好で文字通りの高いところにある高座を見ているわけですから
とても、落語を聞きながら笑う体勢じゃない(苦)
そんな中で、小ゑん師匠が掛けたのは「ぐつぐつ」
鍋の中で煮えていく具同志の会話を面白おかしくつなげたものです。
同様の噺では洗濯機の中で廻る洗濯物の噺「ぐるぐる」もあります。
ここまではバックはまだ明るい。
さて、次は紙切りの一楽さん(現3代目正楽)
紙切り芸は、お客さんのリクエストなどに応じて
一枚の紙から一筆書きのように絵を作り出す。
それをいつもなら黒地の紙に貼り付けてみせるのだけど、
この日の会場にはプロジェクターがあります。
それに乗せて天井に映すのです。
紙を切る間が間延びしないようにするのか、
紙切り芸は語りながら鋏ではなく紙を動かします。
「…えー、紙切りは鋏ではなく、紙の方を動かします。…ついでに体も動かします。…みなさんもよろしかったらご一緒にどうぞ」
とやって笑わせる。
この時、アタシは「ねずみ」を注文して切ってもらいました。
あとで、帰り際「子年」なんですといったら
「アタシと一回り違うんだね」とおっしゃってました。
アタシは48歳の年男。
師匠は今年60歳なんですね…。
…しみじみ
トリは、また小ゑんさんです。
夕陽が落ちて星が浮かんでくる夜空をバックにして一席
天の川に浮かぶ白鳥座が噺をする噺で、
題名は確か「白鳥のささやき」だったかな?
ただ、この星空落語を2回見てるので、
この通りだったかはわかりませんが…。
最後には日が上りお開きとなるものですが、
まるで、一晩過ごした後みたいな不思議な気がしたものです。
師匠はまだ「星空寄席」をやってるんだなあ、と、
妙な感慨に浸ってしまいました。
今宵は雨
首都圏の空に星はなかなか見えません…
2008年の八ヶ岳自然文化園星空観望会のスケジュールを見ていたら、
「柳家小ゑん師匠の星空寄席」というアトラクションを見つけた。
それで、懐かしくて「星空寄席」で検索したら14600件もありましたよ。
…懐かしいなあ。
上京したばかりの昭和57年頃、
当時、東京で一番高い建物だったサンシャイン60には、
プラネタリウムと水族館があった。
水族館は今でもあるんだろうが、
プラネタリウムは一度閉鎖され、現在は新しい名前になっていたんじゃないかな?
当時のイベントは、柳家小ゑん師匠(当時はまだ真打じゃなかったんじゃないかな?)が2席。
それから紙切りの林家一楽さん、
圓丈師匠の弟子の三遊亭丈々寺さんが前座だった。
小ゑん師匠は1953年生まれですから、アタシより7歳上です。
アタシが「星空寄席」を見た頃は30代、師匠の今を見てないので申し訳ございませんが、とても元気でエネルギーに溢れた方でしたね。
記憶を辿りながら、サンシャイン星空寄席をプレイバックしてみます。
開口一番が三遊亭丈々寺さん
圓丈師匠の弟子だから、新作をかけたのだが、
この噺が、当時浩宮と呼ばれていた現皇太子の結婚初夜の話を笑いにするというもので、内容は忘れてしまったんですが、
あまりの過激さに場内がドン引きになったと記憶しています。
あ、ここで、忘れていただいては困るのですが、
会場は『プラネタリウム』なんです。
行った事のある方は想像できるでしょうが、
車のリクライニング・シートに座っているようなものです。
そんな格好で文字通りの高いところにある高座を見ているわけですから
とても、落語を聞きながら笑う体勢じゃない(苦)
そんな中で、小ゑん師匠が掛けたのは「ぐつぐつ」
鍋の中で煮えていく具同志の会話を面白おかしくつなげたものです。
同様の噺では洗濯機の中で廻る洗濯物の噺「ぐるぐる」もあります。
ここまではバックはまだ明るい。
さて、次は紙切りの一楽さん(現3代目正楽)
紙切り芸は、お客さんのリクエストなどに応じて
一枚の紙から一筆書きのように絵を作り出す。
それをいつもなら黒地の紙に貼り付けてみせるのだけど、
この日の会場にはプロジェクターがあります。
それに乗せて天井に映すのです。
紙を切る間が間延びしないようにするのか、
紙切り芸は語りながら鋏ではなく紙を動かします。
「…えー、紙切りは鋏ではなく、紙の方を動かします。…ついでに体も動かします。…みなさんもよろしかったらご一緒にどうぞ」
とやって笑わせる。
この時、アタシは「ねずみ」を注文して切ってもらいました。
あとで、帰り際「子年」なんですといったら
「アタシと一回り違うんだね」とおっしゃってました。
アタシは48歳の年男。
師匠は今年60歳なんですね…。
…しみじみ
トリは、また小ゑんさんです。
夕陽が落ちて星が浮かんでくる夜空をバックにして一席
天の川に浮かぶ白鳥座が噺をする噺で、
題名は確か「白鳥のささやき」だったかな?
ただ、この星空落語を2回見てるので、
この通りだったかはわかりませんが…。
最後には日が上りお開きとなるものですが、
まるで、一晩過ごした後みたいな不思議な気がしたものです。
師匠はまだ「星空寄席」をやってるんだなあ、と、
妙な感慨に浸ってしまいました。
今宵は雨
首都圏の空に星はなかなか見えません…
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