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2024/05/04 08:00 |
寄席で聞いた漫才~順子・ひろし
上野鈴本で初めて寄席に触れた。
もちろん落語が聞きたかったからだが、
合間に挟まる「色物」の芸には正直、惹かれた。
特に東京の寄席の漫才は昔子供の頃ラジオで聴いてた雰囲気そのままで、
面白いよりも、懐かしい気持ちがしたものだ。

「えつやひでや」「のいるこいる」「京丸京平」「球児好児」
「三太良太」「桂子好江」「ゆきえはなこ」「順子ひろし」

オンタイムで聴く事ができた。
漫才グループの名前は、名前を二つ連ねて表示している事が多い。
これらの名前の上に何がつくか?

「(新山)えつやひでや」「(昭和)のいるこいる」

「(東)京丸京平」「(青空)球児好児」

「(さがみ)三太良太」「(内海)桂子好江」

「(ふじ)ゆきえはなこ」「(あした)順子ひろし」

上にはちゃんと亭号が付くがだいたい下の名前で覚えてますね。

で、アタシが当時好きだった漫才コンビは、
「ゆきえ・はなこ」と「順子・ひろし」でした。

前者は「オペラ漫才」の話で書いたのですが、惜しくも引退なされて
今は見る事もできません。

「順子・ひろし」のご両人は、まだまだ現役です。

NHKの真打競演にも出てきます。

このコンビの凄さは、型は昔ながらの漫才なのですが、
現代性も持ち合わせたセンスのよさです。
適度に流行歌を織り交ぜて、漫才を組み立てるのは、
センスだと思います。

アタシが聴いた鈴本の舞台では、
確か、ひろしさんがマッチの「振られてバンザイ」と
シャネルズの「ランナウェイ」を歌っていました。

これ、カンタンなことじゃない。

ベテランが若い人に媚びた芸を見せても違和感しか残らない
今の若いコンビが今の歌を歌った場合、上手かも知れないが、
それはそれで、年代の会わない客を置いてけぼりにするし、
必ずしも、芸にはならないかも知れない。

うまく説明できないけど、
「順子・ひろし」の芸は凄いのです。
古い型の漫才で、今の笑いが取れるのです。

お笑いというジャンルは時代が選ぶものと言えます。
歌笑や三平といった爆笑王にしても、
あの時代を抜きにして考えることはできないでしょう。

(今聴くと、林家三平どころか、ツービートやB&Bでもあまり笑えない。)

順子・ひろしは、面白い。
この話はまた別の機会で…
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2008/04/26 20:24 | Comments(0) | TrackBack() | 漫才

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