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2017/12/13 04:50 |
立川談志・桂三枝の二人会(その1)~談修さんの宮戸川
3月5日の木曜日
アタシの家族で、落語会に行って来ました。

我がホームグラウンド
越谷市サンシティホールで行なわれた、

「立川談志・桂三枝二人会」です。

約1600もいるらしい座席はもう満員。
会場は年配者の占有率が多かったですね。
ブザーが鳴って、
お囃子の太鼓が鳴っても中々席につけないお客様も多数。

そんな中、
まずは、最初の一席
普通なら開口一番は前座さんなんだろうけど、
ここは二つ目の立川談修
※以下は適当に敬称が入ったり入らなかったりしますので、
気にしないで下さいね。

プログラム1.
立川談修
演目『宮戸川』
昔小朝さんや鳳楽さんとか、
いろんな噺家さんで聴いた作品です。
こういう噺で始まるところなんざ、寄席とは違う。
やっぱり落語会ですね。

談修さん、
声が明るくていいですね。
噺の内容は、こんなブログを読むような方には
もうおなじみでしょうが、こんな内容です。

「おとっつぁん、入れて下さいよ。」

小網町に住む半七は将棋に夢中になって帰りが遅くなって
親に家に入れてもらえず締め出しを食う。

「おっかさん、入れて下さい。」
ふと見ると、
偶然、半七と幼馴染のお花の方も、カルタに夢中になって遅くなり、
家から締め出されたとの事、

家に入れてもらえない半七は
仕方なく半七は霊岸島の叔父の家に泊めてもらいに行く。
行き場のないお花もあとから付いてくる。
叔父が飲み込みの久太と言われる早飲み込みで有名な男なので、
半七は連れて行きたくない。

「お花ちゃんは誰か親戚のところに行って下さい」

「だって叔母さんの家は遠いんだもの」

「どこなんです」

「沖の鳥島」…それは確かに遠い。これは談修さんのオリジナルかな?

「港から船出して行って下さいよぅ、1ヶ月もすれば付きますよ。」
それも無理、だいたい付いたところでそこに家があるはずがない。

あ、沖の鳥島って知ってますよね?
日本最南端の島とも呼べないくらいの小さな島ですが、
これが島か岩かで、日本の排他的水域が変わってしまうため、
消波ブロックを設置したりコンクリート護岸工事を施して、
さらにチタン合金の金網を被せて波の浸食から保護している場所です。
現在も中国などはこの地域での日本の排他的経済水域について疑問を呈している。
そんな場所を持ち出すなんて、さすが立川流
絶対放送では使えない(笑い)

半七は薄情な事に江戸時代の街灯もないはずの真夜中、
お花を置いていこうとする。
ところが、お花さんしぶとい。
脚も早い。
この辺は演者によって違います。
「駆けてしまえば女の足だから付いてはこれないだろう…お、お花さ~ん!参ったねこりゃ、そう言えばあの娘は昔から脚が早かったっけ。」

これを『昔かけっこでベンジョンソンにも勝ったっけ』と誰かが演ったのはソウル五輪の時代です。

「泊めてよ。」

「いやですよ。」

とか言ううちに2人は叔父の家に着く。

案の定、早飲み込みをされた2人は二階の布団ひとつしかない部屋に案内されてしまう。
布団ひとつの「ここからこっちはアタシ、そっちはアナタですからね。絶対来ないで下さいね。」
もう…どこまで堅いんだこの人(半七)は。

そのうち、ゴロゴロと雷が鳴ると、怖がり?のお花は境界線を越えて
「半ちゃん怖い」と半七の胸元へ。
お花の着物がはだけ、鬢付けとおしろいの匂いがつんと半七の鼻をつき…半七の手がお花の腰から胸元へ…

一般的には
「ここから先は本が破けて読めなくなっております」と下げるんですが、

談修さんは
「一階で叔父さんがふっと行灯を消したため、本が読めなくなりました」と下げました。
なるほど。
でも、こうやると夢オチみたいに感じられないか?
少し不条理な部分も落語ならでは。

しかし、この日の演出は「沖ノ鳥島」のほかにもけっこう怖いくすぐりや、今風のギャグもあったんですよ。

たとえば霊岸島の叔父さんが、半七の訪問を受ける時、自分の腰が悪くて立てないもんだから隣の奥さんを起こそうとして寝顔を覗き込みながらいうセリフ。

「半分死んでるみたいなもんだなあ。おくりびと呼んでやろうかな
?」

半七について来たお花に女房を紹介するセリフ
「あ?こいつですか?気にしないでください。半分ボケてるんですから、…南田洋子みたいなもんです。」
…怖いセリフだな。
これも放送じゃ使えない。

二階の布団がひとつしかないもんだから、半分づつ使う事を提案し、
部屋の真ん中で自分の帯で半分に仕切った半七。
「いいですか?これが38度線ですからね?」
…朝鮮戦争を知らないと笑えないギャグ。

この辺はさすが、立川流です。

全体的に、そんなくすぐり(ギャグ)を織り交ぜながら、
明るく、色気も爽やかに上手くまとめた談修さん。
一階の年配の叔父夫婦の歳を経た夫婦の軽妙なやりとりと、
二階のお花半七の初々しいやり取りの対比も良かった。

最後の方は疲れた雰囲気もあり、
少しペースというかテンポが落ちた気もするが、
二つ目さんとは思わなかったなあ。

一席終わった後、談修さん羽織りを脱ぐと
「座興ですが、おひとつ踊らさせていただきたいと思います。寄席の踊りです。」
そう言って「奴さん」を踊った。
「おと~も~は~つらいね」ってヤツ。
形のいい踊りだった。
アタシは、踊りには詳しくないので書けませんが(笑)

立川談修
注目です。

この後三枝、談志と続きますが長いので後で。
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2009/03/05 23:00 | Comments(0) | TrackBack(0) | 落語

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