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2024/04/25 16:26 |
ちょうど時間となりました♪
「ちょうど時間となりました~♪」
とくれば、これは浪曲の決まり文句。
結構、これが物語の山場といったいいところで入ってくるんだね。
知ってる人は知っている。
これは浪曲の終わる合図みたいなのです。

これをギャグにしたのが、さがみ三太・良太の2人組です。
前にも書いた事なかったかな?

三太さんが一節歌って曲師の良太さんが「はっ!」と三味線を入れると、
「ちょうど時間となりました~♪」とやって
「まだだよ~」と突っ込まれる。
三太さんは16歳のときに相模太郎の内弟子となって21歳のときに独立。
相模五郎の名前で浪曲漫談でデビューしました。
昭和36年といいますから、ずいぶん前の話になりますな。
良太さんは三太の1年半後に相模太郎の元に三味線弾きとして出入りするようになった。
『その後、「南良雄」の名で浅草のストリップ劇場で修行し、じん弘と萩本欽一と共にトリオ漫才「スリーポイント」を結成。4カ月で萩本欽一が抜け、残った2人でコントコンビとして活動。』とありますから、紆余曲折があった後、16年ぶりに良太は三太と出会い、1974年(昭和49年)にコンビを結成しました。

浪曲漫才コンビの誕生です。
昭和51年度には第5回 放送演芸大賞の最優秀ホープ賞を受賞しました。
この頃の2人の舞台を聴いた事があります。

「一年生の物語」だったと思うんだけど、
良太に押されて無理やりに創作で浪曲をうなる三太。
その他にも、「次郎長伝」をうなっているうちに「灰神楽の三太郎」になってしまうネタとか、いつの間にか「四谷怪談」のお岩のせりふになったり…といった場面など。
爆笑した事を覚えています。
ただ、もっと浪曲の節回しをいっぱい使えばいいのにと思ったなあ。
何と言っても、浪曲師と三味線は息が合っているから、
安心して聴ける。

そう思っているうちに
さがみ三太、良太のコンビは
残念ながら2003年に解散したわけですが、

今は、三太さんはピンで。
良太さんは、娘さんと漫才をやっているみたいです。

ちょうど時間となりました~♪
お粗末ぅ~でした~ぁ。
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2009/02/18 16:38 | Comments(0) | TrackBack() | 音曲

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