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2017/05/30 02:03 |
星の王子様…三遊亭圓楽さん死去
題名の言葉で圓楽さんを思いだせる人は何人いるんだろ?

ニュースではほとんど「『笑点』の三遊亭圓楽さん死去」とあります。
確かに世間的にはそうだろうけど、
笑点の…で語られるのは可哀想な話で、間違いなく昭和の名人三遊亭圓楽として肩って欲しいよね。

実は僕の本棚には立川談志の「現代落語論」とともに三遊亭圓丈の「ご乱心」という圓生一門独立騒動の暴露本があり、そこではまさに悪の黒幕?として登場する圓楽さんなのだが、噺の上手さはやはり他の追随を許さないわけで…

圓楽さんの代表作…なんておこがましいが、「濱野矩随」と「薮入り」かなぁ。「厩火事」は小朝の方が好きだけど…あと、「目黒のさんま」かな。「御神酒徳利」もよかったな。ああ、話が尽きない。
関西の米朝師匠が落語家として初めて文化勲章を貰う年、「盟友」談志よりも早く志ん朝の待つ極楽亭の高座にいっちまった圓楽さん。

「藪入り」の父親のセリフの部分でよく本当に涙を流しながら熱演していた高座を思い出します。

今日は久し振りに鈴本の圓楽独演会のテープでも聴きながら寝るとしましょう

合掌
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2009/10/31 09:36 | Comments(0) | TrackBack(0) | 落語
えー、私は春風亭柳昇と申しまして…
「わたくしは、春風亭柳昇と申しまして、大きな事を言うようですが、今や春風亭柳昇と言えば、我が国では…(少々間をおいて)、わたし一人でございます…」

必ず、このマクラで噺を始めた柳昇師匠。
「わが国では…」と「…わたしひとりでございます」の間の時間が
今から思えば絶妙だったよね。

亡くなってから6年過ぎたんですよね。
アタシは、「里帰り」と「カラオケ病院」が好きだった。

特に「里帰り」で、嫁ぎ先の姑と上手く行かなくて帰ってきた娘に、父親が諭すように語る場面では何かいみじみしてしまうのは、柳昇師匠の人間がそうさせたのでしょう。

この噺は、実家に帰って意地悪な姑の悪口を言う娘に、父親が粉薬を手渡す。
 これは毒薬だ。これをばれない様に少しずつ食事に入れておけば、そのうちに姑さんは死んでしまうだろう。ただし、それが先にばれたら大変だから、日頃は何でもいう事を聞いて(姑に)優しくするようにと助言したわけです。

それから時間がたって、今度はすっかり明るくなって里帰りした娘に父親が尋ねます。「あの薬(毒薬)はどうした?」
すると娘は言うんです。

父親の言うとおり、(殺意が)ばれないように極力姑のいう事は何でも聞いて仕えていたら、そのうちに姑が自分に対して優しくなった。今では本当の親子のように仲良くなったので、この薬は要らないから返したい。

父親はニッコリ笑って、「これは、実は毒でも何でもない、ただの粉なんだ。」

演じ方によってはクドクも嫌味にもなる内容を、すっと自然に語る柳昇さん。
その一方で、古典落語もできるのに、生涯にわたり新作落語にこだわり続けた一徹の人。
戦争で、手の指をなくしたため古典ではなく新作に絞ったという話もあります。

「わたしは昔兵隊だったから、最近人殺してなくてウズウズしてるんだ」なんてテレビじゃ言えないようなクスグリを言うところもありました。
寄席でこれを聞いてびっくりしたっけ…。

最後には「いるだけで面白い人」という境地にまで至った師匠。
同じ噺を何回聞いてもゲラゲラ笑える柳昇落語。
(まだまだ昇太や白鳥では笑えない)

いや、寄席だけじゃなくて、世の中に「春風亭柳昇」は必要なんだよね。

2009/08/10 00:04 | Comments(0) | TrackBack(1) | 落語
師匠と弟子と言う関係について
浜美雪「師匠噺」という本を読んだ。
2回目の読書である。
要は、落語家の師匠と弟子の事について書いてるだけなんだけど、
これがまた、なんとも面白い。
登場するのは

・笑福亭松鶴と鶴瓶

・春風亭柳昇と昇太

・柳家小さんと柳亭市馬

・桂文枝とあやめ

・柳家さん喬と喬太郎

・古今亭志ん朝と志ん五

・三遊亭圓丈と白鳥

・春風亭小柳枝・柳昇と瀧川鯉昇

・林家こん平とたい平

・柳家小三治と喜多八

・林家木久蔵と彦いち

・立川談志と志の輔

みんな濃いですな。
この師匠にしてこの弟子あり。
読み進めると、元々他人同士の関係にしか過ぎない、
師匠と弟子との関係は偶然の積み重ねにすぎないのに、
必然に見えてくるから面白い。

ハチャメチャな松鶴師匠についたハチャメチャな弟子の鶴瓶
実際は噺をほとんど教わってないこの弟子が、最近師匠に似てきてるのはなぜだろう?「師匠、稽古付けてください」「いやや!」
いやや、ってねえ…。


飄々として意外と闘う落語家でもある柳昇と昇太も面白い。
本当は古典ができるのに「新作ができなくなったと思われるのが嫌で」80歳を過ぎても新作を書き続けた柳昇師匠は物凄い。
この一代限りの強烈な芸風を持つ師匠についた昇太も、
「古典は天然の鯛で新作は養殖。ボクは自分好みの鯛を養殖したい。」
として古典と闘い続ける。

狂気の師匠(家元)談志からショック療法で既成概念の破壊する事を教わるサラリーマン出身の志の輔。
夜中に電話がかかってきて、あわててバイクを飛ばして師匠の家に行くと、「悪いが冷蔵庫からラップにくるんだシラスを出してくれ」だと。
アタシなら暴れるね(苦笑)
でも、こうした俺の弟子になるなら、俺の納得するような行動と勉強をしろ。という強烈な師匠がいて、現在の志の輔があるわけで。

いちいち書いていたらきりがないけど。
図書館にあったら是非ご一読をお勧めします。

なるほどと思ったのが「まくら」という前書き。
師匠と弟子という意外な関係。
本当の家族じゃないから、いつでも解消可能なこの関係が、
本当に濃く見えるのは芸があるから。
それも、特に稽古もつけてないのに芸風が師匠に似てくるという不思議。
芸とは何だろう?
継承とはどういう事なんだろう?と考えさせる本です。

2009/05/09 16:29 | Comments(0) | TrackBack(0) | 想いゴト
立川談志・桂三枝の二人会(その5)~談志家元②
(その4)から続く

調子の悪そうな談志家元
どうやら、このままジョークで行くか?と思ったら、
「1600人も入る会場だと噺って難しいよな」とまたおっしゃる。

そしていきなり

「…あたたあたたあたた…」

「どうしました?」

「(一番くじが)当たった」

「何当たった?」

「でも火事でパァ」

「ああ、そりゃダメだよ、引き換えなんだよ」

「いらねえやい、バッカやろう」

「おう、この前は災難だったなあ…どうしたい?」

…って、これって「富久」の最後の方じゃないか?
それも、ものすごく端折った中身だなあ。
序盤が長かったからこれで終わるか?と一瞬緊張したが、
ここはまた途中で切ってしまい、
「やっぱり単純なのがいい」(と言ったか忘れたが)
そう言っていきなり別な噺をはじめた。
本当にこの人は目が離せない。

「こんちわ」

「おお八っあんかい?どうぞおあがり」

「どうも」

「そころで何かい?何か聞きたいのか?」

…たぶん演目は「やかん」だな…と見当をつける。

実際そうだったんだけど、
序盤の掛け合いがずっと続いて
(地球は丸いのかい?平らに決まってるじゃないか。)

最後のやかんの講釈(矢が飛んできて水沸かしに当たってかーんと鳴った。というヤツ) は、終盤になって、まるでダイジェストのように語りで家元が演じてしまった。

その後、ソデに向かって「今何時?」

「9時10分前です」

「じゃあ、もう少し短いのをやろうか…」と言ってまた数編ジョークを語った。

いいのかな?と思ったがコンディションを考えれば仕方ないのか?

最後には「談志の最後を見たと思って勘弁して下さいね」と言ってたなあ。

実際に最後にならない事をちょっと願いつつ、
帰ってきました。

今日は、じっくり噺を聞かせるというより、
談志という存在を感じてもらうという事。
そんな落語会でしたね。

正直、つまらないと思った客も居たかも知れない。

でも、生で談志を聴いたという事。
それは後になって昔のCDを聴くのとはワケが違う。
家元ももう73歳、
全身落語家
談志落語は談志にしか語れない。
たぶん、志の輔にも志らくにも談幸にも談春にもできない。
それを談志家元も望んでないだろうし。

ただし、今談志を失えば、
立川流の存在意義もなくなる可能性すらある。

まあ、ややこしい事を最後にいいましたが、
アタシは談志を聴いた事に意義を感じた方なんで。

2009/03/05 23:55 | Comments(0) | TrackBack(0) | 落語
立川談志・桂三枝二人会(その4)~談志家元①
トリの家元
先ほどよりは足元がしっかりしているが、
やはり遠くで見ていても小さく見える。
序盤、声はかすれて聞こえずらい。

まあ、家元のかすれ声は昔からだし。

ただ、正月に見たNHKの特集の時も思ったが、
もともと長い最近の間が、
今日は特に絶句か?と思われるくらい長いものもあり少し怖かった。
言葉を口から紡ぎ出すのに少し難儀しているみたいに感じられるんだね。

家元、まずは
会場が広すぎるね、と
本当は300人くらいの会場で3000円とる芸だよね。と始める
気にしているなあ。

最近は新聞とってない、テレビも見ない、
最近ようやく知ったのが中川昭一ね、
『あ、オレと同じ事してる』って

ここで小笑い

そー言えば家元、沖縄政務次官時代酔っ払い会見事件を起こしたっけ。
「もう、現代をあきらめて昔に生きたらどうかね『もう、浦賀の黒船は帰りましたか?』ってさ」と言って会場またも小笑い。

ここからしばらくジョークというか小噺を語る家元

・患者と医者の会話
患者「最近、物忘れがひどいんですけど」

医者「それは何時ごろからですか?」

患者「…何ですか?」


・親と娘の会話
娘「ねえねえ、表を歩いてると男の人たちがジロジロ私の方を見るの、もう嫌になっちゃうわ」

親「裏通りを行けばいいじゃないの?」

娘「だって(裏通りは)誰も見てくれないんだもの」


・帰りが遅い夫と妻の会話
妻「遅いじゃないの、今救急車呼ぶところよ」

夫「えっ?何かあったのかい?」

妻「これからよ…」


・電車の車掌と客の会話
客「すいません、次の駅には弁当売ってますか?」

車掌「売ってますよ」

客「次の駅にはお酒売ってますか?」

車掌「売ってますよ」

客「次の駅は何分停車ですか?」

車掌「通過ですよ」


・意識過剰?な女とその友達の会話
女「ねえ、誰か変な人が私の後をずっとついて来るの…」

友「そりゃ確かに変な人だねえ。」

わかるかな?


・交番に人を探しに来た人の話を2題

1.小さな女の子が交番に来て訊きました
「おまわりさん、この辺で、私くらいの女の子をつれていない人見かけませんでしたか?」

2.お腹を空かせた人食い人種の人が交番に来て訊きました
「サンドイッチマンはどこに居ますか?」


・アル中の夫に悩む妻と医者?の会話
妻「家の夫、毎晩ビールをくれって言うの」

医者「(ビールは)何本ですか?」

妻「1本ですけど…」

医者ホッとして「奥さんビール1本だったらいいじゃないですか?」

妻、不安そうに「でもそれで殴るんですよ」


こんな感じで家元、なかなか噺に入らない。
自分の調子が上がってくるのを待ってるのかな?

続く

2009/03/05 23:40 | Comments(0) | TrackBack(0) | 未選択

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